2015年のEコマースの成功にとって、なぜWebサイトの表示速度が重要なのか

近年、さまざまなビジネス領域において、企業はオンラインビジネスへ注力し始めており、それには相応の理由が存在します。新興市場の台頭と世界中のインターネット人口の増加によって、小売事業者にとっての新しい顧客の獲得と売上向上のチャンスが産まれているからです。

 

 

2015年、消費者にお金を使ってもらうには、小売事業者自身がオンライン戦略やモバイル戦略を再評価する必要があります。オンラインでの理想的な状態は、グローバルな消費者の購買行動の変化に適宜対応できているることで、さらにはウェブサイトの表示速度を速くすることも大変重要です。

 

ウェブサイトの表示速度を最適化することで、オンラインでの初回訪問の滞在時間を伸ばすことができます。Googleでさえ、ウェブサイトの遅延に対する対策を施しているのです。実際、 Googleは トライアルで通常の3倍である30件の検索結果を表示させてみたところ、 ページごとに0.5秒の読み込み遅延が起こり、 結果としてトラフィックが20%低下しました。

 

ウェブサイトの高速化は、2015年に小売事業者が成功するためにキーとなる3つの手段に共通する、大変重要な基準です。

 

 

1. 消費者の購買行動の変化

 

オンラインショッピングは、数十億ドルの市場規模がある業界であり、着実に成長を続けると予測されています。フォレスターリサーチによると、米国の2014年第一四半期におけるECによる収益は前年比11%の増加となり、オンラインでの注文数は13%の増加となりました。ECによる売り上げは2013年の2310億ドルから、2017年までに3700億ドルへ増加するだろうと予測されています。

 

急成長の要因としては、消費者の購買行動の変化が挙げられます。84%の人が、買い物に行く前もしくは買い物中の店内でモバイル端末を使っており、店内で1ドル消費されるとそのうち36セントは、デジタルからの影響を受けているということです。合計すると、その影響はおよそ1兆1000億ドルにものぼるのです。

 

全員の購買行動が必ずしも同じというわけではありませんが、ミレニアル世代、Y世代、X世代、そして50歳以上のベビーブーマー世代でさえ、買い物に何らかの方法でインターネットを使っています。驚くべきことに、50歳以上のベビーブーマー世代は、アメリカの全インターネットユーザの33%(1億9530万人)を占めているのです。実際には、「Y世代(24~32歳)が最も多くオンライン注文やサービスを利用しており、X世代(33~46歳)が同じくオンラインで最も多くお金を使っています」、「25~34歳の消費者が、店内でのスマートフォンの使用、価格比較、レビュー閲覧、商品購入、ソーシャルメディア上でのブランドとのエンゲージメントを最も頻繁に行っています」。 (CMO by Adobe).

 

また、ミレニアル世代に関しては、以下の調査結果が出ています。

 

● 72%は、店舗に行く前にオンラインで検索や選択肢の比較をしている

● 50%は、買う予定のない商品を検索している

● 36%は、必要と考える商品しか買わない

● 33%は、必要な商品には全額支払う

 

 

つまり、今日の小売事業者は、消費者同様にダイナミック性とモバイル性が必要であるという意味で、これらの統計は非常に特徴的です。ウェブコンテンツは、いつでもどこでも、買い物客が許容できる速度で、 かつ異なるスクリーンサイズ上でもきれいに表示されるべきなのです。

 

小売事業者は、モバイル端末向けウェブサイトの表示速度には安定性がないことを意識すべきであり、異なるオペレーティングシステム(iOS, Android)上で、WiFiに接続しない3Gや4Gネットワーク上でもテストを行う必要があります。特にWiFiを通したウェブサイト表示速度については、消費者は店内で購入を決める際に価格や在庫をさまざまチェックすることからも、重要なポイントです。

 

加えて、小売事業者は、買い物客がどのように、そしてなぜ購入プロセスの中でその商品を眺め、購入するのかを理解するべきです。ミレニアル世代は、頻繁にインターネットで「ウィンドウショッピング」をするため、小売事業者はそれぞれが独自の方法でこれらのユーザに付加価値を提供し、商品を買ってもらう必要があります。例えば、ユーザが小売事業者のブランドのショッピング体験について手軽にレビューを共有できるソーシャルマーケティング戦略を行うことは、ポジティブなブランド認知の促進につながります。小売事業者は、ウェブサイト表示速度の改善と併せて、こういったまだ買ってはいないけれどもブランドに好意を持ってくれているユーザに対して、彼らの個人的なネットワークへブランド価値を共有してもらう仕組みを作ることによって、将来的な売上げ増加を現実のものとすることができるのです。

 

 

2. ECのグローバル化

 

消費者の購買行動の変化にに加え、小売事業者は拡大するグローバルEC市場に投資することで、オンラインビジネスにおける勝利を手にすることができます。 2014年のピツニーボウズ世界オンラインショッピング調査によれば、消費者のほぼ40%が海外とのオンライン取引をしたことがあるという回答でした。特に海外との取引経験が多い国は、下記のとおりでした。

 

● オーストラリア 63%

● カナダ 54%

● ロシア 54%

 

全回答者の96%がオンライン取引をしたことがあると回答しながらも、主要国の一部では、海外からオンライン取引によって購入するという選択肢があることに気づいていませんでした。

 

● 韓国 21%

● 中国 19%

● インド 15%

● 日本 15%

 

これら低い数値の国々では、ECのグローバル取引において、データセキュリティと詐欺行為が懸念されています。例えば、オーストラリアとカナダの消費者の60%以上が、グローバルオンラインショッピングは安全だと考えているのに対し、日本の消費者は17%という低い数字に留まっています。

 

アメリカ、イギリス、ドイツは、オンラインから商品やサービスを購入するのに最も望ましい国であると消費者から評価されています。これらの国々の小売事業者にとっては、海外の消費者にグローバルECという選択肢があることを知らせ、オンラインショッピングは安全だと知ってもらうという大きなチャンスです。

 

背景画像著作権: Aligned Insurance

 

自国と似た、もしくはそれを上回るウェブサイトパフォーマンスを体験することで、こういった消費者の心配を和らげることができます。世界中に散らばった消費者にポジティブな印象を持ってもらうためにも、ウェブサイトをグローバルで均一な速度で表示できるようにしておくことはとても重要です。この認識を持つことで、オンライン小売業者はグローバルな消費者に対してこれまで以上に商品を売り込むことができるようになり、1兆5千億ドル市場のチャンスを享受することができるのです。

 

 

3. モバイル端末とデスクトップにおけるSEOの変化

 

2015年にオンラインで成功するための最後の重要なキーは、デスクトップとモバイル端末の両方に影響のある、SEO(search engine optimization=検索エンジン最適化)の変化に関する理解にかかっています。

 

2014年11月、Googleはモバイル検索結果へ「スマホ対応」ラベルを表示し始めました。ウェブサイトの表示速度は、200以上あるとも言われるGoogleの評価項目の一つです。この変更により、デスクトップでの読み込み時間がたとえ速くても、そのECサイトがモバイル端末向けに最適化されていない場合、検索結果での表示順位に影響が出ます。

 

 

世界中のどんな端末でも同じように速く表示されるウェブサイトであれば、ユーザがそのサイトを見つけやすくなる上、購入プロセスの完了数が増加することでしょう。アメリカ国内だけでも、買い物客の51%は、ウェブサイトが遅すぎるとオンラインでの購入を途中でやめてしまうのです。

 

年を経るごとに、ユーザの我慢できる待ち時間は減少しています。2010年と2014年では、6秒の読み込み時間があった場合、コンバージョンはそれぞれ40%減と50%減という結果に陥りました。ウェブサイト表示速度は、たった1秒遅くなっただけでも、7%の売り上げ損失につながるほど重要なものなのです。

 

 

ウェブコンテンツの配信速度を速くする!

 

2015年のグローバルECを利用する消費者を惹きつけるには、最適なウェブサイト表示速度だけでなく、直観的なユーザーエクスペリエンスも必要とされています。小売事業者は、コンバージョンが期待値以下だった場合、購入手続きの設計やサイト上のトラブルシューティングに多くのエネルギーを注いでいます。

 

もしコンバージョンやウェブサイトの表示速度が伸び悩んでいるようなら、速さのためにスタイルを後回しにしてしまっているのかもしれません。何を扱っているのかを学ぶことが第一歩なのです。ご興味のある方は、5 Website Speed Test Tools for Optimizing Web Performance(ウェブサイトパフォーマンス最適化のためのウェブサイトスピードテストツール5選)をお試しください。

 

★★★ グローバルコンテンツ配信ネットワーク、ウェブパフォーマンス向上の詳細については、CDNetworksまでご連絡ください。

 

 

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