アプリケーション・パフォーマンス2019 講演ダイジェスト【その2】

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本記事は、2019年9月18日に開催された「アプリケーションパフォーマンス2019」の講演レポート(その2) をお届けします。

 
第1回 ≫ こちら
第2回 (本記事)

APP2019_1

なお、記事の末尾には、講演資料のダウンロードリンクを設置しています。あわせてご利用ください。

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前回の記事では、旧来よりWebサイト高速化のCDN(コンテンツデリバリ・ネットワーク)を専門としているCDNetworksが、ネットワーク高速化サービスの提供に至るまでの歩みをたどってみました。

ひきつづき本記事では、ネットワークサービスのクラウド型WANアクセラレータと今注目のSD-WANとの組み合わせ活用術について、ダイジェスト版としてご紹介します。

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UDP上での通信効率化、HTTP3

 

HTTPに限ったUDP上での情報通信の効率化として最近話題なのがHTTP3です。
QUICとはGoogleの考案したHTTPのメッセージを効率よく高速かつ安全にやりとりするためのプロトコルです。 UDP上でTCP+TLS1.3+HTTP/2のような機能を持ち、信頼性のある安全な通信を行います。

 

(クリックで拡大)
APP2019_8

 

下記はHTTPバージョンの推移です。

 

(クリックで拡大)
APP2019_9

 

HTTP3の利点:
QUIC Connection IDによりコネクションを識別するためIPが変化してもコネクションが継続できる、という点です。

 

(クリックで拡大)
APP2019_10

 

懸念点:
UDPはセッションレスと呼ばれ、高速通信が実現できますが、UDPポートを開放するため攻撃にさらされやすいという弱点があり、なかでもUDPフラッド攻撃は有名です。

 

(クリックで拡大)
APP2019_11

 

その点、CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータは、セキュアでご利用中の通信環境はそのままに高速化を実現できるため、是非お試しいただきたい通信高速化ソリューションです。

 

 

SD-WANの活用

 

さらに、CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータではVPNの高速化もできますが、
今注目のSD-WANではIPSecベースが多いため、これらを組み合わせて利用することで、より効果を発揮できるのでは!?と考えた結果・・・

 

(クリックで拡大)
ITInfra15

 

このような経緯から、当社SD-WANの製品化が実現しました。

 

(クリックで拡大)
ITInfra16

 

CDNetworksのSD-WANは、クラウド型WANアクセラレータを装備し、セキュアで安定性に優れています。
また、セルフ制御など柔軟性にも優れ、保守が簡単であるのも特徴です。
インターネット接続に対してほぼすべてのニーズを満たすことができ、世界中にプラットフォームを保有しているため、あらゆる場所からのアクセスができ、ワンストップで効率的なソリューションとして、独自のネットワークサービスを展開することができます。
各種CEルータも取り揃えており、トライアルも可能です。

 

 

中国での通信

 

中国内でSD-WANのテストマーケティングを実施してみました。
その結果は…

 

(クリックで拡大)
ITInfra18

 

中国では、グレート・ファイアウォール回避のため、SoftwareベースのSSL-VPNを構築しているケースが多く、SD-WANの需要が低いという結果でした。
しかしながら、高速化のシナジー効果があることは確認することができました。

 

 

まとめ

 

CDN事業者である当社は、本来の高速化ソリューションサービス技術の活用から派生して、必然的にSD-WANにたどり着いたというわけです。決して行き当たりばったりではありません。 CDNetworksならではの強みを生かした高速化ソリューションと組み合わせての利用で、より効率的な通信が可能になりますので、ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。

 

■CDNetworksのクラウド型WANアクセラレータ
ハイスピード・データ・トランスミッション/High-speed Data Transmission >> こちら
ハイスピード・データ・トランスミッション(HDT)は、WANの高速化をクラウドで実現します。
TCP/UDPプロトコルベースの企業が利用するアプリケーションなど、長距離区間(海外区間)における通信高速化を実現するクラウド型WANアクセラレータで、VPNなど様々な通信の高速化において優れたパフォーマンスを発揮するサービスです。

 

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