CDNを選定するためのパフォーマンステストとは

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パフォーマンステストは、ウェブサイトやウェブアプリケーションの開発・運用において非常に重要なものです。しかしパフォーマンステストと一口に言っても、その目的や手法はさまざまです。どんな施策についても言えることですが、目的をはっきりさせることが何より重要なことは言うまでもありません。

CDNの導入検討の途中でも、パフォーマンステストを行なう場合が多くあります。本記事では、CDNの導入(もしくは、乗り換え)検討のために行なう主要なパフォーマンステストの種類と特徴、そして選択するべきパフォーマンステストについてお知らせします。

 

パフォーマンステストの種類

バックボーン・テスト

バックボーン・テストは、多数のデータセンタにテスト用エージェントをインストールしたサーバを置き、計測の対象となるウェブサイトやウェブアプリケーションへのアクセスを定期的に行なうものです。

特長は、最も安定した環境でのパフォーマンスを計測することができることです。反面、実際に利用しているユーザのネットワークや端末といった環境による影響を考慮しないので、その数字がすべてエンドユーザの体感と一致するわけではありません。

 

ラストマイル・テスト

ラストマイル・テストは、テスト会社との契約のもと、テスト用エージェントをインストールした端末からアクセスした結果を計測するものです。

特長は、バックボーン・テストに比べ、実際のユーザ体験に近い数値を計測できることです。一方で、テストエージェントのカバレッジを考慮する必要があります。実際にウェブサイトやウェブアプリケーションを利用しているユーザがどの国のどんな地方にいるのか、端末はPCかモバイルか、どんな回線が利用されているか・・・といった、すべての条件をカバーできるテストエージェントはそれほど多くないかもしれません。

 

上記二つは、シンセティック・テストと呼ばれる手法に属するものです。共通の特徴として、ツールにより異なるものの、一般に詳細なデータによる分析を行なうことができる点があげられます。実際のユーザによるアクセスのデータではないため、現状を正確に把握するというよりは、同じ条件での比較を行なう目的のテストに向いているといえるでしょう。

 

リアルユーザ・モニタリング

リアルユーザ・モニタリングは、「テスト」ではなく「モニタリング」と名前がついていることからもわかるように、比較したい環境へ実際のユーザ(ウェブサイトやウェブアプリケーションを利用しているユーザ)を誘導し、そのパフォーマンスを計測する方法です。具体的には、計測タグを仕込むことで計測が実現されます。

実際にウェブサイトやウェブアプリケーションを利用するユーザのパフォーマンスを計測できるため、ユーザエクスペリエンスを正確に把握したいという場合に向いているといえるでしょう。

 

CDN導入検討で利用すべきパフォーマンステストとは

結論からいうと、CDNの導入検討で利用すべきパフォーマンステストは、バックボーン・テストであると考えます。その大きな理由は、あくまで現在と比べて何が違うかを比較する場合、エンドユーザの環境の違いはノイズ情報になるためです。

特にリアルユーザ・モニタリングについては、相当数のサンプルを用意できる大規模なサイトでは有益な情報になるのですが、あまりサンプル数の多くない中小規模のサイトでは、うまく結果を導き出せない場合も多いようです。バックボーン・テストは、ノイズを除き、環境の安定したデータセンタ内でCDN利用の場合とCDNを利用しない場合の両方を同じタイミングで計測することができます。CDNの導入検討について言えば、バックボーン・テストが最も適しているといえるでしょう。

 

CDNetworksの無料パフォーマンステスト

CDNetworksでは、CDNの導入を検討しているという方向けに無料でパフォーマンステストを提供しています。また、上記の理由から、主にバックボーン・テストを採用し、CDNetworksのCDNを導入した場合と現状のままの場合のパフォーマンス比較を行なっていただけます。計測ツールには自社で開発したツールではなく第三者機関が提供するサービスを利用するため、客観的な計測結果をご提供しています。ご興味のある方は是非ご連絡ください。

※計測条件によって有料となる場合がございます。その場合は事前にお知らせいたしますので、お気軽にご連絡ください。

 

>> パフォーマンステストお申し込み

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