いまさら聞けないCDNとその活用方法1 ~ CDNの仕組みとメリット

how-to-use-cdn-1-cdn-system-and-benefits

Table of Contents

Try CDNetworks For Free

Most of our products have a 14 day free trail. No credit card needed.

Share This Post

インターネット新時代ならではの問題を解決するCDNとは

パソコンだけがインターネットに接続できる時代は終わり、様々な機器があらゆる場面でこの広大なネットワークに接続し、その恩恵を受けています。24時間いつでも・どこでも通販が利用でき、遠く離れた友人たちとリアルタイムで連絡を取り合い、店に並ぶことなく気に入った曲をすぐに購入できる。インターネットの普及は人々のライフスタイルを変えました。しかし利用者が増えることで生まれる問題もあります。

本ブログでは「CDNが解決できる問題とその活用方法」を複数回に分けてご紹介します。

CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)とは

CDNの特徴は「大規模配信」、「高可用性」、「高速化」という3つの言葉で表すことができます。分かりやすい言葉に置き換えると「より多くの人に」、「いつでも」、「快適に」インターネットを利用してもらうための技術です。

では、これらが具体的にどのような問題を解決するのか考えてみましょう。

■大規模配信

CDNという言葉を聞いて最も多くの人がイメージするのは大規模配信への対応かもしれません。広告やニュースサイトでの紹介、オンラインゲームの大規模アップデートなど大勢の人から同時にアクセスされ、大量のデータを配信しなければならないことがあります。

20170818_1アクセスが集中するとWebサーバ(以下、サーバ)の負荷が上がります。負荷が高くなれば反応が悪くなり、処理能力を超えれば配信機能が停止してしまうかもしれません。

複数のサーバを並べてアクセス分散させれば1つのサーバあたりの負荷は下がります。しかしサーバ本体、ネットワーク機器、サーバを設置するラック、電気代……導入費用はもちろん、維持するための費用も安くはありません。さらにこれらを管理・運用する人材も必要になります。

20170818_2そして、サーバ負荷よりも厄介な問題は通信回線の帯域(以下キャパシティ)です。

高速なデータ転送には、サーバ(送る側)とクライアント(受け取る側)の双方に余裕のある回線キャパシティが必要です。多数のクライアントへ同時にデータ転送をしなければならないサーバは、回線キャパシティがボトルネックとなりデータ転送速度の低下に繋がることが多くあります。サーバの処理能力に余裕があり、クライアントの回線キャパシティに余裕があったとしても低速な通信速度となってしまうのです。

回線キャパシティの増強には多くの時間と導入費用が必要なことはもちろんですが、なにより維持するためのコストが膨大にかかります。一時的な高アクセスや散発的なアクセス増加のために大容量回線を用意することは現実的ではありません。

20170818_3CDNはこれらの問題を解決します。CDNでは膨大な数のサーバが複数の拠点に分散配置されており、それぞれの拠点に大容量回線が用意されています。高アクセス時のためだけにサーバを増設したり、大容量回線を用意する必要はありません。CDNを利用するだけでこれらの配信環境を手に入れることができるのです。

■高可用性

CDNは機器やネットワークの障害に対して強いと言われています。

20170818_4ユーザに対して24時間いつでもウェブサービスを提供するには冗長構成が必要です。しかしサービス維持のためだけに余分な機器を用意し、複数の拠点に分散配置するには高額な導入費用と維持費用が必要です。

20170818_5CDNを利用すれば、その費用を抑えることができます。自社で用意するより遥かに多くのサーバや拠点を利用できる上に、より安定したサービスの提供を実現できます。さらに、サーバやネットワークの管理・運用をCDNプロバイダが担うため、運用に必要な人や時間を削減することもできるのです。

■高速化

インターネットは、距離による遅延問題を抱えています。

20170818_6日本から国内のサーバへアクセスした場合は体感しませんが、アメリカやヨーロッパのように遠く離れた国のサーバへアクセスすると応答や転送速度の低下がよく分かります。逆に考えると、それらの国から日本のサーバへアクセスした時にも同様の問題が発生するということです。

20170818_7CDNetworksのように海外にも配信拠点があるCDNプロバイダは、これらの問題を大きく改善することができます。

CDNには、リクエストしたユーザに対して最適なサーバへアクセスさせる仕組みがあります。たとえば、ウェブサイトが日本のサーバにあったとしても、アメリカのユーザはアメリカのCDNサーバからウェブサイトのデータを取得できるため、距離による遅延を最小限に抑えることができます。

国内であっても効果的な仕組みではありますが、海外へビジネス展開する場合には、海外拠点を持つCDNプロバイダを選択することが最適解となるはずです。

CDNを選ぶメリット

VPS(バーチャル・プライベート・サーバ)やクラウド・サーバを活用すれば、費用を抑えて多数のサーバを用意できるかもしれません。しかしこれらのサービスでは、リソース制限がかけられていることも多く、必ずしも大規模配信に対応できるとは限りません。そしてコストを抑えた柔軟な運用には、その技術に熟達した技術者を常に確保しておく必要があります。

CDNを利用すれば、前述した配信機能についてのメリットだけでなく、運用コストの削減にも繋がります。

CDNetworksを選ぶメリット

CDNetworksは日本国内はもとより、世界中に配信プラットフォームを展開しており、お客様はそれらをいつでも手軽に利用することができます。さらにCDNetworksは、政府による厳しい運用体制を求められる中国内にも配信プラットフォームを保有している数少ないグローバルCDNプロバイダでもあります。また日本のお客様の技術サポートは日本法人の技術担当が対応します。そのため日本語による電話・メールのサポートが受けられます。

技術的なことに明るくない方も安心してCDNをご利用いただけるよう十分なヒアリングを行い、最適なサービスを提案いたします。ウェブサイトやインターネット配信の速度改善、大規模配信への対応をご検討の方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

===============================
お問い合わせはこちら
資料ダウンロードはこちら
================================

株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373

More To Explore