ネイキッド・ドメインでCDNを利用するには

ネイキッドドメイン

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ネイキッド・ドメインとは、wwwといった文字列を頭に持たない(ホスト名なしの)ドメインのことです。例えば、www.foo.comに対して、foo.comを指します。Zone Apex、bare、ルートドメインなどとも呼びます。

ネイキッド・ドメインの何が問題なのか

調査によると、Webページの第一印象は50ミリ秒以内に作られるといいます。そのため、Webサイトの表示速度はその第一印象に大きく関わります。表示速度はまた、直帰率、滞在時間、コンバージョン数、顧客満足度や収益にも影響を及ぼします。

Webサイトの表示速度に影響を及ぼす要素は数多くありますが、ネイキッド・ドメインはその一つです。ほとんどのCDNユーザ企業はwwwなどを含むドメインのみを高速化し、ネイキッド・ドメインを高速化していません。その状況は、大きく次の二つに集約されます。

1) CNAMEの問題で、ネイキッド・ドメインにCDNを適用していない

CDNを使うには、DNSのCNAMEレコードと呼ばれる設定を変更する必要があります。CNAMEレコードは、そのドメインへのすべてのトラフィックをCDNへ転送します。しかし、ネイキッド・ドメインではCNAMEを使うことができません。結果、www.foo.comを訪れたユーザはCDNの恩恵にあずかることができますが、foo.comを訪れたユーザにはCDNは使われない(=高速化されない)ということになります。
※まれにCNAMEレコードを作成できても、メールなどで影響が出たり、閲覧できない環境が出てしまったりするようです。

2) リダイレクトによりCDNを利用しているが、実際には遅延が生じている

ネイキッド・ドメインではCNAMEを使えないため、応急措置として、ネイキッド・ドメインへのトラフィックをすべてwwwドメインへ転送する、という設定をWebサーバ上に施すこともできます。これによってWebサイトを訪問したユーザはみんな、CDNにより高速化されたWebサイトを閲覧することができます。

しかし、これは完璧な方法ではありません。実際、wwwホストを含むドメインに直接アクセスするよりもわずかに表示速度が落ちてしまいます。下記のウォーターフォールチャートを見ると、ネイキッド・ドメインの名前解決、サーバ接続、リダイレクトの読み込みといったステップが、wwwホストを含むドメインの名前解決が始まる前に行なわれていることがわかります。こうした数ミリ秒が追加されることで、貴社のWebサイトに対する第一印象に悪影響を及ぼしているかもしれません。

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ネイキッド・ドメインとCDNの問題をCDNetworksがどのように解決するか

CDNetworksはこうしたネイキッド・ドメインに対し、クラウドDNSのなかで、リゾルブCNAMEという機能を提供しています。このリゾルブCNAMEを使えば、通常のCNAMEと同じようにネイキッド・ドメインへのトラフィックをCDNetworksサーバ(CDN配信プラットフォーム)へ向け、高速化することができます。

ネイキッド・ドメインを使ったURL表現は、ブランディングの意味で重要です。クラウドDNSのリゾルブCNAMEはブランディングと高速化の両方を満たすことのできるソリューションです。詳しく知りたいという方はCDNetworksへお問い合わせください。

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